神奈川県相模原市南区の大野台小学校で19日、学校側の発注ミスで、6年生74人分の給食が届かないトラブルがあった。給食センターに対し、25日に予定している6年生の校外社会見学を、誤って19日と伝えていたという。

 市教育委員会によると、午前11時すぎ、給食センターから届いた給食が1学年分、足りなかったことでミスが判明。給食センターから74人分の食器を急きょ届けてもらい、5学年分のおかずやご飯を6学年で分けた。ただ、1人一つずつ配る焼きのり、牛乳は6年生の分を確保できなかった。

 市教委によると、同小は昨年度末に作った年間計画で社会見学を19日に予定。新年度になって25日に変更したが、給食担当の教諭が19日のままの行事予定表を給食センターに送ってしまったという。

 規定の栄養量を確保できなかったため、この日の分の給食費は全学年とも徴収しない。同小は行事予定の提出前に複数で確認するなど、再発防止を徹底する。

 献立はごはん、かんぴょう入り卵焼き、豚汁、ゆでスナップえんどう、焼きのり、牛乳だった。(三木一哉)

朝日新聞 2023年5月20日 8時41分
https://www.asahi.com/articles/ASR5M7HY6R5MULOB010.html