スイスの時計メーカー「スウォッチグループ」の日本法人で働く幹部社員の50代女性が、日本法人に赴任した外国籍の女性社長による執拗な叱責などが原因で精神障害を発症したとして、中央労働基準監督署(東京)から労災認定されていたことが24日、分かった。女性の加入する労働組合「総合サポートユニオン」が明らかにした。

 女性は社長から「ばかじゃないの」「レベルが低い」などと罵倒されるパワーハラスメントを受けたと主張。録音データを提示して謝罪を求めたが、日本法人は応じていないという。日本法人は取材に労災認定を認めた上で、社長の言動に関して「労基署からパワハラとは認定されていない」と回答した。

共同通信 Updated 2023/05/24 15:27
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