4億2千万円を着服したとして業務上横領の罪に問われた再生可能エネルギーに関する投資やコンサルタントを手がける「トライベイキャピタル」(東京都千代田区)の元代表取締役、三浦清志被告(44)は14日、東京地裁(坂田威一郎裁判長)の初公判で「私は無罪です」と述べた。被告は国際政治学者、三浦瑠麗氏の夫。

起訴状などによると、令和元年10月、3回にわたり、トライベイ社の債務弁済などに使う目的で、自身が職務執行者として預金管理などの業務を統括していた特別目的会社から、計4億2千万円をトライベイ社に振り込ませたとしている。

弁護側は初公判で「トライベイ社への送金は開発契約報酬の支払いとして行い、業務上横領は成立しない」と主張した。

特別目的会社は兵庫県福崎町で太陽光発電事業を進めるために平成29年に設立されたが、事業は進展しなかった。

東京地検特捜部が今年3月に三浦被告を逮捕、起訴していた。

産経ニュース
2023/7/14 10:48
https://www.sankei.com/article/20230714-QRTFU3RYZVPETEAPSTXDT42TXQ/