河野太郎デジタル相は26日、参院特別委員会の閉会中審査に出席し、2024年秋に健康保険証を廃止する方針は変更しない考えを示した。

 河野氏は「マイナンバーカードによる保険証利用を統一した後も、安心して保険診療を受けていただくことができることをきちんとお知らせをして参りたい」と述べた。また、「保険証の利用は一年の猶予期間がある。丁寧に説明をし、不安を払拭していくことに努めていきたい」と強調し、保険証の廃止延期や存続はしない考えを示した。

 マイナンバーカードを巡る総点検中に外遊していたことに関しては、立憲民主党・杉尾秀哉氏が「指揮をとるべき大臣が、2週間も外遊をしている。しかも立ち入り検査当日も不在。無責任ではないか」と批判。これを受け、河野氏は「デジタル庁における他の必要な仕事をするのは当たり前のこと」と反論した。

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