現職と新人の3人による争いとなった埼玉県知事選挙は、無所属の現職で、与野党5つの党のいずれも県組織が支持した大野元裕氏(59)の2回目の当選が確実になりました。

埼玉県知事選挙の投票は午後8時までに締め切られました。

NHKの事前の情勢取材や、6日に投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査では、無所属の現職で、自民党、立憲民主党、日本維新の会、公明党、国民民主党のいずれも県組織が支持した大野氏が、新人2人を大きく引き離してきわめて優勢です。

また、5日までに期日前投票をした人を対象に行った調査でも、大野氏が大きく上回っていて、今後、順調に票を伸ばすと見込まれることから、大野氏の2回目の当選が確実になりました。

大野氏は埼玉県出身で59歳。

平成22年に参議院議員となり、旧民主党政権で防衛政務官を務めるなどしたあと前回・4年前の埼玉県知事選挙で初当選しました。

選挙戦で、大野氏は、急速に進む少子高齢化に対応したコンパクトなまちづくりや、持続可能な経済政策、デジタル技術を活用した働き方や行政の改革などを訴えました。

その結果、支援を受けた各党の支持層や、いわゆる無党派層などからも幅広く支持を集めました。

NHK NEWS WEB
2023年8月6日 20時00分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230806/k10014155041000.html