※8/20(日) 7:02配信
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都道府県庁があるような都市だと、どこへ行ってもチェーン店が乱立し、似通った風景が広がっているだろう。ところが京都市は特殊で、歴史ある街並みに倣えとばかりに、チェーン店までもシックな外装で統一されている。そこには「新景観政策」という、全国的にも厳しい規制が関係していた。

■50年後、100年後も維持するため…京都市は古くから景観保全に積極的

どの街でも、地元民や観光客にとって、チェーン店の安心感や利便性は計り知れないはずだ。1200年もの歴史を誇り、国内外から大勢の人が訪れる京都市にも、著名なファストフード店やコンビニはほぼ揃っている。

しかし、その装いは白や茶色を基調とした“京風”で、ブランド本来のイメージカラーはどこへやら。周りと調和している様は見事だが、ふと冷静に考えれば「京都市で営業するからといって、馴染みのある店舗デザインを変えてもいいの?」と疑問が浮かぶ。

京都市の景観保全に迫ってみると、古くは1930年までさかのぼる。

旧都市計画法により、自然美を維持するための「風致地区」に指定された京都市は、1972年に独自の「市街地景観条例」を制定。そして2007年9月には50年後、100年後の未来を視野に入れた「新景観政策」を施行した。次のような構成だ。

【新景観政策】
(1)建築物の高さ規制の見直し
(2)建築物等のデザイン基準や規制区域の見直し
(3)眺望景観や借景の保全の取組
(4)屋外広告物対策の強化
(5)京町家などの歴史的建造物の保全・再生
+これら5つの柱を支える支援制度

店舗看板の色を変えるのは、このうち(4)の「屋外広告物対策」に関わる。各企業ではどのような調整を行っているのか。世界中どこで見かけてもビビッドな色合いで一目瞭然な日本マクドナルドに話を聞いた。

■世界共通デザインを変える?!京都ならではの黄色と茶の木材のコントラスト

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https://news.yahoo.co.jp/articles/4f754feab7f899b7eae72750fbe5ed630eede415