全国各地の学校の給食などが突然、提供されなくなった問題で、広島県立の6つの高校が、寮への食事の提供を停止した広島市の会社「ホーユー」との契約を解除し、あわせて数百万円の違約金を請求したことがわかりました。

「ホーユー」との契約を解除したのは、いずれも広島県立の高校で、
▽三次市にある三次高校、
▽庄原市にある庄原格致高校、西城紫水高校、庄原実業高校、それに
▽神石高原町の油木高校、
▽東広島市の西条農業高校のあわせて6校です。

広島県教育委員会によりますと、この6校はいずれも2025年3月末までの期間で「ホーユー」と寮への食事の提供に関する委託契約を結んでいましたが、「業務を正常に履行できないことは明らかだ」として6日、契約を解除し、会社側に通知した上で、再来週を期限としてあわせて数百万円の違約金を請求したということです。

県教育委員会によりますと、6校が「ホーユー」と結んでいた契約の委託料はあわせて4900万円余りで、契約書には「履行期間中に業務を完了できない場合、違約金を支払わなければならない」などと記されているということです。

県教育委員会や各高校では、できるだけ早く寮での食事を再開できるよう新たな業者との契約の締結に向けて調整を進めているということです。

NHK NEWS WEB
2023年9月7日 18時36分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230907/k10014187021000.html