高齢者の仕事探しはやはり厳しい? 求人サイト大手「インディード・ジャパン」(東京都)は高齢者による求職活動の実態調査結果を発表した。回答者の3人に1人が60歳以上で求職活動を経験したほか、30社以上応募したのに採用されないケースもあった。

 調査は8月、60~80代の男女計3万198人を対象にオンラインで実施。このうち35・9%が60歳になってから求職活動をしたことがあった。

 知人の紹介などに頼らず、自力で仕事を探した7534人に求職の理由を尋ねたところ、48・5%が「経済的な理由で収入を得る必要がある」と回答。他には「健康を維持、促進したい」が17・3%、「やりがい、生きがいを感じたい」と「社会との接点を持ちたい」がいずれも15・1%だった。

 「経済的な理由で収入を得る必要がある」と回答した1579人に求職活動の詳細を尋ねた。27%は応募したのに企業に採用された経験がなく、応募した企業数は1社(52・4%)や2~3社(35・3%)が多かったが、30社以上(0・5%)との回答もあった。

 一方、採用経験のある人はおよそ半数が採用に当たって給与を、4人に1人が労働時間を妥協していた。【デジタル報道グループ】

毎日新聞

https://news.yahoo.co.jp/articles/a63cebfee1a646ba9083001b5b20b7c2341bb00b