9/18(月) 21:21
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円安などの影響も背景に、日本に来る外国人観光客が増加。彼らは何を目的に日本へ来ているのか。調べてみました。

■“キャラ弁”作りにとんかつを食べながらの“相撲ショー”も

日比麻音子キャスター:
街を歩いていても、日に日に外国からの観光客が増えていると実感される方が多いと思います。この人数を見ていきます。▼2019年ですが、1月~7月では250万人ほどということだったんですが、7月は299万1189人でした。▼2023年では、1月時点で150万人ほどだったんですが、7月は232万600人ということで、じわじわ増えてきています。※日本政府観光局より

ただ観光するだけではなくて、体験するということが今では主流になってきてるみたいなんです。料理教室「わしょクック」では、アニメキャラなどの“キャラ弁”作りを学べるということです。わしょクック富永紀子社長「キャラ弁は外国のお客さんから大人気です。年間約1000人が体験しています」

皆さんSNSなどを通じて、こういった情報をとっているそうなんです。

東京・墨田区の「横綱とんかつどすこい田中」では、とんかつを食べながら“相撲ショー”を見られるといった場所になります。以前にNスタでもご紹介しましたけれども、相撲体験・記念撮影などもできます。運営する「お相撲さんドットコム」担当者「ほぼ100%外国のお客さん。11月中旬まで予約がいっぱいです」

キャラ弁作りの体験も相撲ショーなども、大体1万円~1万1000円などで、そんなに安くはないんですけれども、それでも大人気ということです。

■外国でレトロゲームブーム 客の9割が外国人?

さらにお買い物に関してです。
東京・秋葉原で、ゲーム機などの中古販売を行う「レトロげーむキャンプ」では、客の9割が外国人で、多い日は1日200人も訪れるそうです。外国ではレトロゲームがブームなんだそうで、日本でしか手に入らないゲームを多くの外国人客が購入しているということです。ネットで買うとかなり高額でもここにしかないもの、もう少し安いものなどもあるそうなんです。

担当者によると「ゲームボーイの“初代ポケモン”などが人気です。ゲームを買うためだけに日本に来たというお客さんもいます」ということでした。

■英語で話すだけがコミュニケーションではない

慶応大学特任准教授若新雄純さん:
地方でも、いろんな体験をしたいという観光客が増えてるみたいなんですけど、英語でコミュニケーションできるという方はそんなに多くないですね。

僕らは英語を勉強してきたけど、いよいよ本当に喋る、英語でコミュニケーションできる人材が増えていかないと、外需に耐えれないという時代が来てしまったと思います。

ホランキャスター:
全く話せなくても、海外旅行などでなぜかコミュニケーション取れてしまう方がいるじゃないですか。「今話せたの!?」「いや何にも。日本語でコミュニケーション取っていた」みたいな。言語だけでなく、そういったコミュニケーション能力そのものも、求められるという気がしますよね。

慶応大学特任准教授若新雄純さん:
何とか伝えようという態度だったり、学校で本当の意味で身につけなきゃいけない力が変わってくるなと実感しますね。

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