在留カードおよそ1万枚を自宅で偽造したとみられる中国人の夫と日本人の妻が逮捕されました。

入管法違反の疑いで逮捕された東京・北区の中国籍の田倍寧容疑者(26)と妻の竹内朱実容疑者(23)は今月4日ごろ、自宅の部屋で在留カード19枚を偽造した疑いがもたれています。

警視庁によりますと、田容疑者は在留期限が切れたため仕事に就けず、今年1月に中国のサイト上で募集していた在留カードを偽造するいわゆる闇バイトに応募したということです。

その後2人は、中国から送られてきた専用のプリンターや個人情報のデータを使って在留カードを偽造し、日本に住む中国人やインドネシア人などに発送したということです。

2人は中国にいる指示役からおよそ300万円の報酬を受け取ったとみられ、取り調べに対し田容疑者は「私が偽造をしたのに間違いない」、竹内容疑者は「偽造をしていたのは夫です」と供述しています。

警視庁は、国際的な犯罪組織が2人に指示を出したうえ、押収したパソコンのデータなどから1万点ほどの偽造カードを作らせたとみて、捜査しています。

TBS NEWS DIG
2023年10月26日(木) 12:53
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