「タトゥーOK」求人増加中、USJに美容院やジムでも…「お客様の価値観も変わってきている」
2023/12/02 13:30 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20231202-OYT1T50143/


飲食店などで、タトゥー(入れ墨)を入れた従業員を見かけることが少しずつ増えてきた。日本では長らく反社会的勢力のイメージが強かったが、海外ではファッション感覚で入れる文化が根付き、訪日外国人の増加で、若者を中心に抵抗感は薄れつつあるという。各業種で深刻化している人手不足も、背景にあるようだ。(北島美穂)

「飲食業界は人手不足で」

大阪・心斎橋にあるラーメン店の店長の男性(28)の左腕には、海がモチーフのタトゥーがある。「隠さずに働けることで、自分らしくいられる気がします」と笑顔で話す。

鹿児島県・種子島で育ち、海を身近に感じたいと21歳の頃に初めてタトゥーを入れた。飲食業界で働いてきたが、仕事中は隠し、息苦しさを感じていた。約2年前に今の店のオーナーと出会い、そのまま店に立つことを許された。店にはタトゥーを入れた店員はほかに4人いる。

オーナーの男性(37)は「今は多様性の時代。飲食業界は人手不足で、できるだけ募集の間口を広げたかった」と打ち明ける。

大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」も21年9月から、来園客に見えず、制服で隠れる範囲のタトゥーを認めている。昨年からは金髪も容認し、担当者は「様々な国籍やルーツを持つ従業員が増え、お客様の価値観も変わってきている。従業員にも楽しんでもらうことで人材確保につなげたい」と狙いを明かす。

コロナ禍前の3倍に

求人情報サイト「インディード」の運営会社によると、「金髪可」など身だしなみの自由さを表すキーワードを掲載した求人広告の割合は増加傾向にある。

今年6月時点で全体の14・4%で、コロナ禍前の2019年6月(5・1%)と比較して約3倍に増えた。「タトゥー可」は少数だが、徐々に増える傾向にある。人手不足が深刻な建設業などで目立ち、美容院やフィットネスジムでも容認するところが増えているという。

(中略)

名古屋市のサービス付き高齢者向け住宅の担当者は「人手不足だが、利用者の気持ちを最優先しなければならない」とし、原則採用は見送っているという。

介護福祉士がつくる公益社団法人日本介護福祉士会(東京)の担当者は「最近は外国人の従業員も増え、宗教上の理由でタトゥーを入れる人もいる。今後は認めていかなくてはいけないかもしれない」と話す。

多くの警察は採用条件に明示はしていないものの、「採用したケースは聞いたことがない」(近畿の警察関係者)と話す。大阪市も採用条件にはないが、職員倫理規則で「市民に見せないこと」とある。

警備業界でも厳しい見方が続く。警備業法は「暴力団員は警備員になってはならない」と定めている。一般社団法人全国警備業協会(東京)の担当者は「万が一暴力団員だったら、事業を継続できなくなる。特に家庭向けでは利用者に怖がられるかもしれず、受け入れは難しい」と語った。


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