今年はクマの出没が各地で話題となった1年だったが、お寺や神社でのクマ被害も多発した。

石川県の白山比咩神社では、およそ1ヶ月前に表参道沿いの住宅にクマが出没。クマよけのため境内に雅楽を流しているという。

新潟県の医泉寺では、観音堂の壁面がクマによって破壊されて、室内には物が散乱。畳をはいでハチミツをなめた痕跡があった。

そんなクマ被害が創刊約50年の歴史ある専門誌「月刊住職」の歴史も変えることに。同誌では創刊初の「クマ特集」が組まれたという。普段は仏教界全体の出来事やお寺に関わる法事相談などの記事を掲載している、お寺業界の専門誌だが、12月号では8ページにわたって「クマ特集」を掲載。

興山舎「月刊住職」の和田博文さんは「(クマ被害は)やっぱり深刻。結局お参りに来る人の安全はお寺のほうでも配慮しなければいけないこと。寺は葬式や法事があれば不特定多数の人が集まる。そういう意味では注意喚起が必要なので今回取り上げた」と特集の意図について語った。

専門誌も警鐘を鳴らすほどクマ被害が多かった一年。年末年始の参拝には十分注意が必要だ。

ABEMA TIMES
2023年12月20日12:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/f895f8862062d33f1acecfaf02d889e5c4755b2b