0001チンしたモヤシ ★2019/06/16(日) 20:14:29.22ID:pqiVOqBJ9
タンカー攻撃、吸着機雷はなぜあの位置だったのか
緊迫のホルムズ海峡、タンカー攻撃から浮かび上がる5つの疑問
2019.6.16(日)
数多 久遠
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56729
ホルムズ海峡の衛星写真(出所:Wikipedia)
https://jbpress.ismedia.jp/mwimgs/5/6/600wm/img_56205ad4dc145603c902c059acda48be61512.jpg
印のついた場所がホルムズ海峡(Googleマップ)
https://jbpress.ismedia.jp/mwimgs/1/d/-/img_1dd2cf2d6c4fe5e19eb65d07377827ac60856.jpg
2019年6月13日、ホルムズ海峡付近で石油タンカー2隻が攻撃を受けました。そのうちの1隻は日本の海運会社が運航するタンカーでした。まだ情報は少ないものの、このタンカー攻撃についてかなりのことが判明してきました。
以下では、軍事的な観点をベースに、誰が、なぜこのようなことを行い、何を狙っていたのか、5つの疑問に答える形で考察してみたいと思います。
【1】攻撃に使用された武器は?
当初、魚雷や砲撃という情報もありましたが、使用された4発(2隻に2発づつ)の内の1発が不発となったことから、吸着機雷(リムペットマイン)であったことがほぼ確実です。
攻撃を受けた2隻とも、片舷の中央と艦尾付近という非常に計画的な攻撃を伺わせる位置であることからも、間違いありません。ミサイルであれば、このような偶然が起きる可能性は、恐らく万に1つもありませんし、砲撃だったのなら、攻撃した船舶が発見されているでしょう。
吸着機雷は、ダイバーが停泊している船の船底に爆薬を取り付け、離れてから爆発させることで船を沈める水中兵器です。ただし、今回は喫水線上に取り付けられました。これは航行中では船底にダイバーが取り付けることが不可能であったことが1つの理由でしょう。
不発となった現物が回収されていれば、どのようなタイプの吸着機雷が使用されたのか明確になるところでしたが、事件発生日の夜に、何者かが回収してしまいました。
中東のオマーン湾で、攻撃を受けたとされるタンカー。イラン学生通信(ISNA)提供(2019年6月13日提供)。(c)ISNA / AFP〔AFPBB News〕
https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/6/4/-/img_64209b5b4d97ab1583f6846230dab247274096.jpg
それでも、攻撃されたタンカーの写真を見ると、かなり大きな破口が生じていることが確認できますし、本来の攻撃態様である水中での爆破であれば、さらに大きな破口を生じさせることを考えれば、即席で製作されたものではなく、兵器としてしっかりと製造したものであろうと思われます。
この吸着機雷の設置は、その後何者かが不発したものを除去した時と同様に小型船舶で接近し、並行して航行しながら、磁力で取り付けたのでしょう。
ただし、ここで1つ疑問が生じます。2隻とも吸着機雷がかなり上の位置に取り付けられているということです。
航行しているタンカーの喫水線下、つまり水中に仕掛けることはほぼ不可能ですが、水面近くに取り付けることはさほど難しくないはずです。破口が喫水線付近に生じれば、タンカーには浸水が発生し、より大きな被害をもたらした可能性もあります。大型タンカーのため、沈没にまで至った可能性は低いと思われますが、浸水が発生すれば、より大きな被害を与えることができたことは確実です。それを行わなかったということは、攻撃を行った者の目的がデモンストレーションだったのだと思われます。
【2】米軍は不発弾回収ボートをなぜ撮影できたのか?
オマーン湾で、日本企業が運航するタンカー「コクカ・カレイジャス」に接近し、不発機雷を撤去しているイラン海軍の巡視船を捉えたとされる映像の一部。米中央軍提供(2019年6月13日公開)。(c)US Central Command (CENTCOM) / AFP
https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/2/b/-/img_2b4db1c17e2f869c11e787291bb84201109840.jpg
【3】攻撃者は誰か?
【4】動機は何か?
【5】アメリカと日本はなぜ“様子見”なのか?
(詳しくはリンク先の記事へ)
関連
【タンカー攻撃】「不発機雷をイランが回収する映像」 米軍公開 ※動画 ★3
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1560495423/
緊迫のホルムズ海峡、タンカー攻撃から浮かび上がる5つの疑問
2019.6.16(日)
数多 久遠
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56729
ホルムズ海峡の衛星写真(出所:Wikipedia)
https://jbpress.ismedia.jp/mwimgs/5/6/600wm/img_56205ad4dc145603c902c059acda48be61512.jpg
印のついた場所がホルムズ海峡(Googleマップ)
https://jbpress.ismedia.jp/mwimgs/1/d/-/img_1dd2cf2d6c4fe5e19eb65d07377827ac60856.jpg
2019年6月13日、ホルムズ海峡付近で石油タンカー2隻が攻撃を受けました。そのうちの1隻は日本の海運会社が運航するタンカーでした。まだ情報は少ないものの、このタンカー攻撃についてかなりのことが判明してきました。
以下では、軍事的な観点をベースに、誰が、なぜこのようなことを行い、何を狙っていたのか、5つの疑問に答える形で考察してみたいと思います。
【1】攻撃に使用された武器は?
当初、魚雷や砲撃という情報もありましたが、使用された4発(2隻に2発づつ)の内の1発が不発となったことから、吸着機雷(リムペットマイン)であったことがほぼ確実です。
攻撃を受けた2隻とも、片舷の中央と艦尾付近という非常に計画的な攻撃を伺わせる位置であることからも、間違いありません。ミサイルであれば、このような偶然が起きる可能性は、恐らく万に1つもありませんし、砲撃だったのなら、攻撃した船舶が発見されているでしょう。
吸着機雷は、ダイバーが停泊している船の船底に爆薬を取り付け、離れてから爆発させることで船を沈める水中兵器です。ただし、今回は喫水線上に取り付けられました。これは航行中では船底にダイバーが取り付けることが不可能であったことが1つの理由でしょう。
不発となった現物が回収されていれば、どのようなタイプの吸着機雷が使用されたのか明確になるところでしたが、事件発生日の夜に、何者かが回収してしまいました。
中東のオマーン湾で、攻撃を受けたとされるタンカー。イラン学生通信(ISNA)提供(2019年6月13日提供)。(c)ISNA / AFP〔AFPBB News〕
https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/6/4/-/img_64209b5b4d97ab1583f6846230dab247274096.jpg
それでも、攻撃されたタンカーの写真を見ると、かなり大きな破口が生じていることが確認できますし、本来の攻撃態様である水中での爆破であれば、さらに大きな破口を生じさせることを考えれば、即席で製作されたものではなく、兵器としてしっかりと製造したものであろうと思われます。
この吸着機雷の設置は、その後何者かが不発したものを除去した時と同様に小型船舶で接近し、並行して航行しながら、磁力で取り付けたのでしょう。
ただし、ここで1つ疑問が生じます。2隻とも吸着機雷がかなり上の位置に取り付けられているということです。
航行しているタンカーの喫水線下、つまり水中に仕掛けることはほぼ不可能ですが、水面近くに取り付けることはさほど難しくないはずです。破口が喫水線付近に生じれば、タンカーには浸水が発生し、より大きな被害をもたらした可能性もあります。大型タンカーのため、沈没にまで至った可能性は低いと思われますが、浸水が発生すれば、より大きな被害を与えることができたことは確実です。それを行わなかったということは、攻撃を行った者の目的がデモンストレーションだったのだと思われます。
【2】米軍は不発弾回収ボートをなぜ撮影できたのか?
オマーン湾で、日本企業が運航するタンカー「コクカ・カレイジャス」に接近し、不発機雷を撤去しているイラン海軍の巡視船を捉えたとされる映像の一部。米中央軍提供(2019年6月13日公開)。(c)US Central Command (CENTCOM) / AFP
https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/2/b/-/img_2b4db1c17e2f869c11e787291bb84201109840.jpg
【3】攻撃者は誰か?
【4】動機は何か?
【5】アメリカと日本はなぜ“様子見”なのか?
(詳しくはリンク先の記事へ)
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【タンカー攻撃】「不発機雷をイランが回収する映像」 米軍公開 ※動画 ★3
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