0001靄々 ★2020/08/18(火) 17:03:28.28ID:47B0rJRm9
えびせん?チョコの香り? 「昆虫食」に注目集まる 「おいしく高い栄養価」
「えびせんみたい」「チョコの香り?」−。将来の食料危機を救うかもしれない食材として「昆虫食」に注目が集まっている。高タンパク質で栄養価が高いが、問題は食べることへの抵抗感。「ゲテモノ食い」のブームで終わらせないために、さまざまな取り組みが各地で進む。(金 慶順)
今夏、篠山東雲高校(兵庫県丹波篠山市福住)の教室に4種類の粉末が並べられた。生徒たちが恐る恐るにおいをかぐ。
「コオロギ、カナブン、イナゴ、イモムシをすりつぶした粉です」
東大阪大学短期大学部の実践食物学科長、松井欣也教授(62)がさらりと紹介した。「カナブンは近所で捕まえて、洗って乾かし、丸ごとつぶして粉にしました」。イモムシやコオロギ粉は市販の製品という。
生徒はクッキー生地に薄茶色や緑がかった灰色の昆虫粉を混ぜ、オーブンで焼き上げた。いざ実食すると…。
イモムシは「抹茶のクッキーみたい」、イナゴは「香ばしい」、カナブンとコオロギは「えびせんっぽい」。ただし「まずくはないが、進んで食べたくもない」と、微妙な感想も多かった。
2年の男子生徒(16)は「見た目を変えると抵抗が少なくなった」という。
本年度、専門授業の一つに初めて昆虫食を取り入れた同校。藤原直己教諭(28)が「生きている間に日本にも食料危機が訪れるかもしれない。そのときに昆虫食の体験を生かしてもらえたら」と企画した。
講師として招かれた松井教授は管理栄養士。昆虫食の研究を始めたきっかけは東日本大震災だという。
発生3カ月後、宮城県石巻市の避難所で栄養支援に当たり、深刻な栄養不足に直面した。「バランスの取れた災害食を作れないか」と探り、昆虫食にたどり着いた。
昆虫はタンパク質やビタミン、鉄分などを多く含み、農作物のように肥料や水、土地も不要。ブタやウシから取れる精肉は全体重の5割以下だが、昆虫の可食部は8〜10割だ。人類が数千年前から食べていた「伝統食」でもある。
近年、全国で昆虫食を体験するイベントや教室が盛況といい、松井教授は「人口爆発や戦乱、災害による食料難を救う鍵になるかもしれない。先入観を捨て、まずは最初の一口を」と呼び掛ける。
※以下略、全文はソースからご覧ください。
昆虫粉入りのクッキーを作る篠山東雲高校の生徒たち=丹波篠山市福住
https://i.kobe-np.co.jp/news/sougou/202008/img/b_13613500.jpg
コオロギの粉を使った「こおろぎだしパック」(バグモ提供)
https://i.kobe-np.co.jp/news/sougou/202008/img/b_13613501.jpg
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202008/0013613499.shtml
2020/8/18 15:00神戸新聞NEXT
「えびせんみたい」「チョコの香り?」−。将来の食料危機を救うかもしれない食材として「昆虫食」に注目が集まっている。高タンパク質で栄養価が高いが、問題は食べることへの抵抗感。「ゲテモノ食い」のブームで終わらせないために、さまざまな取り組みが各地で進む。(金 慶順)
今夏、篠山東雲高校(兵庫県丹波篠山市福住)の教室に4種類の粉末が並べられた。生徒たちが恐る恐るにおいをかぐ。
「コオロギ、カナブン、イナゴ、イモムシをすりつぶした粉です」
東大阪大学短期大学部の実践食物学科長、松井欣也教授(62)がさらりと紹介した。「カナブンは近所で捕まえて、洗って乾かし、丸ごとつぶして粉にしました」。イモムシやコオロギ粉は市販の製品という。
生徒はクッキー生地に薄茶色や緑がかった灰色の昆虫粉を混ぜ、オーブンで焼き上げた。いざ実食すると…。
イモムシは「抹茶のクッキーみたい」、イナゴは「香ばしい」、カナブンとコオロギは「えびせんっぽい」。ただし「まずくはないが、進んで食べたくもない」と、微妙な感想も多かった。
2年の男子生徒(16)は「見た目を変えると抵抗が少なくなった」という。
本年度、専門授業の一つに初めて昆虫食を取り入れた同校。藤原直己教諭(28)が「生きている間に日本にも食料危機が訪れるかもしれない。そのときに昆虫食の体験を生かしてもらえたら」と企画した。
講師として招かれた松井教授は管理栄養士。昆虫食の研究を始めたきっかけは東日本大震災だという。
発生3カ月後、宮城県石巻市の避難所で栄養支援に当たり、深刻な栄養不足に直面した。「バランスの取れた災害食を作れないか」と探り、昆虫食にたどり着いた。
昆虫はタンパク質やビタミン、鉄分などを多く含み、農作物のように肥料や水、土地も不要。ブタやウシから取れる精肉は全体重の5割以下だが、昆虫の可食部は8〜10割だ。人類が数千年前から食べていた「伝統食」でもある。
近年、全国で昆虫食を体験するイベントや教室が盛況といい、松井教授は「人口爆発や戦乱、災害による食料難を救う鍵になるかもしれない。先入観を捨て、まずは最初の一口を」と呼び掛ける。
※以下略、全文はソースからご覧ください。
昆虫粉入りのクッキーを作る篠山東雲高校の生徒たち=丹波篠山市福住
https://i.kobe-np.co.jp/news/sougou/202008/img/b_13613500.jpg
コオロギの粉を使った「こおろぎだしパック」(バグモ提供)
https://i.kobe-np.co.jp/news/sougou/202008/img/b_13613501.jpg
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202008/0013613499.shtml
2020/8/18 15:00神戸新聞NEXT