2021.06.15 15:20

 「表現の不自由展をやめろー!」「表現の不自由展に場所を貸すなー!」 『表現の不自由展・その後 東京EDITION&特別展』の会場になる予定だったギャラリー「神楽坂セッションハウス」に対し、開催の中止を求める団体が街宣車や拡声器を用いた抗議活動を実施している。

 こうしたことを受け、ギャラリー側は会場提供の中止を決断、主催者が会場の変更を発表。ただ、同展の実行委員・岡本有佳氏は10日の会見で「開催は続行するという宣言をする。私たちは不当な攻撃に屈しない」と強調、会場を変更しての開催を模索中だ。

 “検閲”や“忖度”によって発表の場を奪われた美術作品を展示することで表現の自由について考えるという趣旨の『表現の不自由展』。一昨年には国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」では慰安婦を象徴する少女像や、昭和天皇の肖像を燃やす映像作品などに抗議や批判が殺到、一時中止となったことも記憶に新しい。

https://times.abema.tv/news-article/8662535