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2023/05/14(日) 10:52:19.35ID:eidAp1+Y95/12 05:51
アイドルグループ乃木坂46の元メンバー、松村沙友理さんが主演の映画「推しが武道館いってくれたら死ぬ」が、12日から全国公開される。原作の舞台もロケ地も岡山。メガホンを取った大谷健太郎監督も岡山の高校を卒業しており、県内では観光振興や地域活性化への期待が高まっている。
原作は同県倉敷市出身の平尾アウリさんの同名マンガ。岡山で活動する売り出し中の地下アイドルがメジャーになって武道館を目指す姿と、彼女たちを熱狂的に応援するアイドルオタクたちの交流を描いた作品。2015年から9巻まで発行されたマンガが累計発行部数100万部を超える大ヒットとなり、20年にテレビアニメ化、22年には連続ドラマ化された。
映画の撮影は昨年8月から9月。岡山県フィルムコミッション（FC）協議会が支援し、岡山市、高梁市、吉備中央町の3市町計15カ所で行われた。劇中では県民にはおなじみの路面電車「おかでん」や表町商店街の北時計台、「えびめし」など名所や名物も多数登場する。
FC協議会は14日、岡山市中心部の表町で松村さんら出演者と大谷監督も参加するヒット祈願イベントを開催する。他にもロケ地マップの配布を予定している。また、和気町はロケ地ではないものの、マンガ内で同町出身とされるキャラクター「玲奈（れな）」を公式インフルエンサーに任命し、町内に撮影スポットを設けたり、グッズを制作したりして、若い世代への町のPRをもくろんでいる。 他に喜久屋書店倉敷店など県内8書店ではオリジナルコースターを配布するなどの期間限定キャンペーンを実施し、岡山市内の和菓子店・廣栄堂はネット販売限定のコラボきびだんごの販売も始めた。
FC協議会のコーディネーター、妹尾真由子さんは「岡山が舞台の映画は珍しく、マンガに忠実に映像化できた。岡山の魅力をたくさん発信しているので、ロケ地巡りをしながら観光に訪れてほしい」と話している。ロケ地マップやイベントの問い合わせはFC協議会。【今東理恵】
