https://www.fnn.jp/articles/-/397759

2022年8月2日 火曜 午後7:15
深夜の大阪市で記録されたドライブレコーダーの映像。

歩行者が横断歩道を渡っていると、隣の車線を走ってきたバスが、そのまま交差点を突っ切った。

直前で立ち止まる人。
慌てた様子で渡っていく人もいる。

目撃した運転手も思わず、「どういうルール...、ねぇ、歩行者...」とつぶやいた。

場所は、繁華街・難波を通る2車線の道路。

目撃した運転手は、横断歩道の手前で停車。
すると、歩行者が渡り出した直後、バスがやってきたという。

この時、交差点は黄色の点滅信号。

一時停止の義務はないが、弁護士法人ユア・エースの正木絢生代表弁護士は、「横断歩道上に歩行者がいる場合には、車両は、歩行者の通行の妨げにならないように一時停止をして、安全に歩行者を通してから進行する必要がある。3カ月以下の懲役、または5万円以下の罰金に処せられる可能性が出てきます」。

その後、バスの運行会社はウェブサイトで、この行為について謝罪した。

なぜ、こうなったのか取材をすると...。

大阪シティバスの担当者「歩行者優先で止まらなければいけない状況だったが、それを怠ってしまった。あってはならない運行だったと、大変反省しております」

大阪シティバスによると、運転していた乗務員は業務から外れていて、同じことが起こらないよう社員への指導を徹底するとしている。