https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00000031-san-l12

勤務先だった郵便局で顧客の貯金約1300万円を着服したとして、
茂原署などは10日、業務上横領容疑で茂原市本納にある本納郵便局の
元主任、鈴木昭彦容疑者(39)=千葉市中央区弁天=を逮捕した。

県警によると、鈴木容疑者は容疑を認め、「FX(外国為替証拠金取引)への
投資や、損失の穴埋めに使った」などと供述しているという
。平成26年11月からの約1年間で約10人から少なくても計8200万円を
横領したとみられ、県警が余罪を調べている。

逮捕容疑は、同郵便局で外回りの営業などを行っていた26年11月13日から
翌27年1月8日までの間、3回にわたり、顧客から通帳などを預かり
貯金を引き出すといった手口で、県内の71歳と60歳の2人の女性の
貯金口座から計約1300万円を着服したとしている。
日本郵便関東支社によると、被害は全額弁済されたという。

27年10月、被害者の1人が通帳を再発行したところ、貯金額が
合致しなかったため不正が発覚したという。同社は昨年2月に鈴木容疑者を
懲戒解雇。同署に被害届を出していた。

同社は「このような事案が発生したことに深くおわび申し上げたい」と謝罪し、
再発防止に努めるとした。