経済産業省は10日、次世代の国産エネルギー資源として期待されるメタンハイドレートの産出実験を
4月下旬から愛知・三重県沖で実施すると発表した。

水深約1千メートルの海底から数百メートル採掘した場所に分布するメタンハイドレートを取り出し、分解して天然ガスを取り出す。
ガスを3〜4週間続けて生産するのが目標で、将来の商業化に向けてノウハウを蓄積する。

海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」を活用する。
2013年の前回実験は設備トラブルにより6日間で打ち切った。今回は設備を改良した上での再挑戦となる。

メタンハイドレートは、分解すると天然ガスが得られる氷状の塊で、「燃える氷」とも呼ばれる。
現状は抽出や輸送などの面で課題が多く、安定生産のめどは立っていない。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF10H0U_Q7A410C1EE8000/
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017041000818