NHKの最高意思決定機関である経営委員会は11日、1月に退任した籾井勝人前会長の退職金の支給額を議決した。

支給基準によると、約2126万円を月内に支払う見込み。
経営委員会の石原進委員長は記者団に、「規定通り減額も増額もない金額で承認した」と明かした。

またNHKは11日、理事1人を再任し、3人を新たに理事にする25日付の人事を発表した。
再任する坂本忠宣理事と新任の児野昭彦・NHKメディアテクノロジー社長は専務理事になる。

森永公紀専務理事、今井純専務理事、安斎尚志理事は任期満了に伴い、24日付で退任する。
NHKの上田良一会長は今回の執行部人事について、放送と通信の融合などを見据えて、「より強力な経営陣を実現すべく適材適所を貫いて人選を行った」とコメントした。

今後は2018年度から始まる次期経営計画の策定作業を加速する。

配信 2017/4/11 23:58

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