http://www.sankei.com/affairs/news/170413/afr1704130035-n1.html

 明治神宮(東京都渋谷区)で鳥居などに液体がまかれた事件で、警視庁が中国人の女2人の逮捕状を取ったことを受け、周辺の商店関係者や利用客には安堵が広がる一方、怒りの声も多数あがった。

 「犯行が繰り返されるのではないか心配していた。指名手配ではなく、中国まで逮捕に出向いてもらいたいが、容疑者が特定されただけ安心した。東京を代表する神社なので大切にしてほしい」

 渋谷区で美容室を経営する、森孝史さん(38)はほっとした表情で語った。そのうえで、「模倣犯や愉快犯が出ないように、神社、警察、地元などそれぞれの立場で注意を払っていきたい」とした。

 新宿区の大学生、山本晶さん(22)は「神社仏閣めぐりが好きなので、とても許せる行為でない。先人が残した貴重なもの。他国の文化や歴史を尊重できないならば、その国を訪れないでもらいたい」と怒りをあらわにした。

 観光に来ていた山口県防府市の会社員、白石雅敬さん(53)は、容疑者が中国籍だったことについて「やっぱりか、という残念な思い。政治的に日本を嫌悪するのだとしても、その思いで文化財を汚さないでもらいたい」と語った。