>>574
ニューケインジアン経済学の基本的考え方として、
・短期では、価格硬直的なため、生産量(実質GDP)で調整されるが、
・長期では、価格伸縮的なため、価格(ひいては物価)で調整される。

つまり、金融緩和や財政出動といった需要政策は、
・短期では、実質GDPを押し上げるが、
・長期では、実質GDPを押し上げないのである。

だからこそ、多くの経済学者は、
需要政策(金融緩和、財政出動)は、時間稼ぎにすぎず、
サプライサイド政策(構造改革)が最も重要である、と言っている。