復興の酒が、まもなく初出荷です。

去年12月の糸魚川大火で酒蔵が焼け、黒部市で酒造りを進めてきた『加賀の井酒造』の今年の新酒が完成し、瓶詰め作業が行われました。
20日は、加賀の井酒造の蔵人3人が黒部市の銀盤酒造の従業員と協力しながらビンに新酒を注ぎ、栓をして検品するまでの作業にあたりました。

『加賀の井酒造』は去年12月の大火で突然、蔵も店舗も失い、銀盤酒造の申し出もあって今年2月から黒部市で酒造りに取り組んでいました。

糸魚川の硬水に対し、黒部の湧き水は軟水。
水の違いによる発酵の進み方の違いなどを見極めながら、日々、丁寧に状態を確認してきました。

その結果、軟水ならではの口当たりのやわらかさと加賀の井らしい力強い味わいを兼ね備えた新酒に仕上がったということです。

360年以上の伝統をつなぐ加賀の井酒造の復興の酒は、来月上旬をめどにおよそ3500本が出荷される予定です。

配信 2017年04月20日(木)

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http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20170420164643&;MOVE_ON=1

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