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【4月21日 時事通信社】台湾の野党・国民党は21日、主席選(5月20日投開票)の立候補者を発表した。6人が争うが、選挙戦は事実上、洪秀柱主席(69)、※(※赤にオオザト)龍斌前台北市長(64)、呉敦義前副総統(69)の3人による対決となる見通しだ。

 国民党は2016年1月の総統選・立法院(国会)選で惨敗し、台湾独立志向の民進党に政権の座を明け渡した。次期主席は党勢退潮に歯止めをかけ、18年の統一地方選に向けて態勢を整えることが急務となる。

 洪、※両氏は共に外省人(中国出身者とその子孫)。親中色が強く、軍関係者ら伝統的な党員層に影響力を持つ。一方、本省人(台湾出身者とその子孫)の呉氏は、台湾を「本土」とする党内「本土派」の支持を受ける。

 テレビ局TVBSが17日に実施した国民党員を対象とした世論調査によると、支持率は呉氏が30%とトップで、※氏17%、洪氏11%と続いた。当選には有効投票数の過半数が必要。5月20日の投票で決着しない場合、上位2人の決選投票が後日、行われる。党関係者は「決選投票になる可能性は高く、情勢は流動的だ」と話している。(c)時事通信社

2017/04/21 19:40(台湾)