富山県立水橋高校(富山市)で、課題を提出しなかったり授業中に居眠りをしたりしていたとして、3年生の男子生徒1人に2年生の授業を受けさせていたことがわかった。同校は不適切な指導だったとして21日に生徒と保護者に謝罪した。

 中田靖弘校長によると、20日に30代の男性担任教諭が男子生徒を注意した際、「1年か2年のクラスに行くか」と話した。その後、50代の学年主任の男性教諭も同様に問いかけたという。問いかけに対して男子生徒は「2年のクラスに行く」と言い、本来は「情報」の授業を受ける時間に、2年生の「英語」を受けた。英語の担当の20代の女性教諭も「そういうものか」と思い、授業を行ったという。

 中田校長は同日夜に外部から指摘を受け、21日に教諭3人に事情を聴いて事態を把握したという。3人を注意したといい、「授業は生徒のためにあり、教諭が勝手に変更してはならない。今後このようなことが起こらないようにする」と話している。

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