「反捕鯨」の急先鋒ニュージーランドが日本の捕鯨活動の阻止に向け、米アンカレジで開かれた2007年の国際捕鯨委員会(IWC)総会で
日本代表団に盗聴などのスパイ活動を行っていた疑いが浮上した。元米中央情報局(CIA)職員スノーデン容疑者が暴露した機密資料に基づき、
米ニュースサイト「ジ・インターセプト」が26日までに報じた。

 資料によると、ニュージーランド情報機関はIWC総会で、捕鯨推進への支持を各国に働き掛ける日本代表団の通話などを傍受。
反捕鯨で共闘する米国と情報を共有していたという。米国とニュージーランドはいずれも、盗聴情報を共有する国際通信盗聴網「ファイブ・アイズ」の構成国だ。

 イングリッシュ首相はニュージーランド・ヘラルド紙に「情報活動に関してはコメントしない」と述べ、事実確認を拒否。
現時点では盗聴疑惑について日本側から説明を求められていないという。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017042601030&;g=pol