まとめです。

まず、今回の措置は外来のホタルの放流ではないのです。

江戸城の牛ヶ淵と桔梗門に自生していたほたるが沢山出た年に一部を捕獲して増やしたものです。

桔梗門と牛ヶ淵の蛍はDNAが関東南部の特徴を示すものなので、おそらく江戸時代からいたか、仮に明治や戦前に持ち込まれたものだとしても、江戸っ子蛍または武蔵産の蛍です。

今回の放流はお堀の蛍の絶滅を事前に防ぐいみがあります。
牛ヶ淵や桔梗門のほたるが万一に絶滅しないように近隣にもう一ヶ所ホタルすむ場所を作る試みのひとつです。

ご存じのとおり、牛ヶ淵も水質はおそらくギリギリで、町明かりもあります。
そして、本来、川のほとりの土に産卵する彼らは、城の石垣の間、かろうじて土のある場所に産卵してなんとか数十年子孫を残してきました。

このギリギリ生き残ってる彼らは、あるひとつの出来事で絶滅する恐れがかなりあるのです。

もう一ヶ所、蛍のすむ場所がお堀の近隣でどうしても必要なのです。

水質については問題が相当あることはご指摘のとおりです。
それらを進める取り組みもありますがまだまだたですね。
照明の問題も解決の必要があります。
あの辺りは明るすぎる。