沖縄県警浦添署(崎原永克署長)は8日、県が1日に発令したハブ咬症注意報にあわせて「捕獲実践塾」を開き、地域課の若手署員ら30人がハブの特性や捕獲のこつなどを学んだ。
ハブの専門家で県衛生環境研究所の寺田考紀主任研究員が、攻撃範囲は体長の約半分が目安になると解説。
「ジャンプすることはないので、近づかずに間合いをとって捕獲することがこつ」と伝授した。

寺田主任研究員は、ハブの見分け方について「三角形の頭と、黄色地に黒の複雑な模様がポイント」と説明。
毒のないアカマタをハブと間違えるケースも多いとして、「毒があるヘビかを見分け、逃がしてあげることも大切だ」と話した。

実技では、署員が専用の捕獲棒を使って毒のないアカマタをつかむ練習を繰り返した。
地域課の砂川祐輝巡査長(24)は「講習と実技を生かして安全に捕獲し、住民の安全を守りたい」と参考になった様子。
眞喜志覚地域課長は5月は咬症被害が増えるとして「役場と連携を強化していきたい」と話した。

捕獲棒を使ってアカマタを捕まえる署員ら
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配信 2017年5月10日

沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/96714