インドネシアのボルネオ島中部で、珍しいアルビノ(色素欠乏)のオランウータンが見つかった。
絶滅のおそれがあるオランウータンのシンボルになるようにと、保護団体がふさわしい名前を募集している。

ボルネオオランウータンのメスで推定5歳。
白っぽい毛に青い目が特徴で、日光を嫌い、衰弱気味だという。

飼育は禁止だが、地元住民がオリに入れていた。
「ボルネオ・オランウータン・サバイバル財団」(BOSF)が4月29日に保護し、ケアをしている。

同種は森林伐採の影響ですみかを急速に失い、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで
「絶滅危惧種」に指定されている。生息数は推定約10万頭で、2025年までに半数以下になるとみられている。

名前の応募は14日までに、英語かインドネシア語でBOSFへ。
15日に結果を発表するという。

http://www.asahi.com/articles/ASK5B72D8K5BUHBI02T.html

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