京都府警向日町署は15日、同府長岡京市の無職女性(60)が、社債購入の名義貸しをめぐり、現金1500万円をだまし取られたと発表した。

同署が詐欺事件として捜査している。

 同署によると、今年3月、大手銀行職員を名乗る男から、実在する大手食品会社の社債購入を勧める電話があった。女性は断ったが、4月に同じ男から電話で「あなたの名前で1500万円の社債を買った」と告げられた。

 その後、同社員という男から「インサイダー取引になる」と電話があり、クーリングオフ名目で300万円を要求され、女性は神奈川県内の住所に「日用品」として宅配便で送金した。

 同様の要求は続き、女性は同月5〜7日、宅配便で同県内へ3回計1200万円を送付。今月になり、不審に思った女性が食品会社に問い合わせて発覚した。

2017/5/15 23:21 産経新聞
http://www.sankei.com/smp/west/news/170515/wst1705150099-s1.html