ローソンと中国地方地盤の中堅コンビニエンスストアのポプラは19日、
ローソンのポプラへの出資比率を引き上げると発表した。

ポプラが実施する第三者割当増資をローソンなどが引き受ける形で、
ローソンの出資比率は5.01%から18.27%になる。ローソンの株式取得金額は約9億円。6月30日付で実施する。

両社は出資比率の引き上げを機に、出店や商品調達での連携を強める。

ポプラは広島県など中国地方を中心に約470店のコンビニを運営する。
2017年2月期の既存店売上高は前の期比0.8%減で、競合コンビニなどとの競争が激しく苦戦している。

ローソンとポプラは14年に資本業務提携し、現在約50店舗展開ある両社のブランドを
あわせたコンビニ「ローソン・ポプラ」は好調に推移している。
両社は商品や原材料の共同調達も進めており、出資拡大で一段と連携を深める。

ローソンは神奈川県地盤のスリーエフとも資本業務提携しており、
東京都や神奈川県の「スリーエフ」ブランドのコンビニ約300店舗を「ローソン・スリーエフ」
へ転換することで4月に合意した。
北関東が地盤のセーブオン(前橋市)とも、「セーブオン」ほぼ全店にあたる約500店を18年中に
「ローソン」に切り替える。
ローソンは各地の中堅コンビニと連携を深め、競合のセブン―イレブン・ジャパンなどを追い上げる。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ19HNH_Z10C17A5000000/