ソース元、朝日新聞2017年5月19日20時16分
http://www.asahi.com/articles/ASK5M4VWHK5MULFA01B.html?iref=comtop_8_01

企業で働く人の3人に1人が過去3年間に職場でパワーハラスメントを受けたことがある――。厚生労働省は19日に開いたパワハラ防止の有識者検討会で、こんな調査結果を示した。

調査は全国の企業で働く20〜64歳の男女を対象に、昨年7月にインターネットで実施し、1万人から回答を得た。「過去3年間にパワハラを受けたことがある」と答えたのは32・5%。2012年7月の前回調査より7・2ポイント増えた。

年代別にみても、30代の34・1%(前回比6・9ポイント増)、20代の33・1%(同9・8ポイント増)をはじめ、全世代で前回より5ポイント以上増えて3割を超えた。

パワハラの内容を複数回答で聞いたところ、暴言、脅迫、侮辱といった「精神的な攻撃」が54・9%で最も多く、不要な仕事や不可能な業務を強制する「過大な要求」(29・9%)、無視や仲間外れなど(24・8%)が続いた。

パワハラをした相手は、上司が76・9%。先輩が15・5%。非正社員が正社員から受けたケースも12・7%あった。