ソース元、上毛新聞更新日時:2017年5月20日(土) AM 06:00
http://www.jomo-news.co.jp/ns/6114952090788222/news.html

 陽光が反射する雪解け水のほとりで、遅い春を待ちわびたミズバショウが顔を出した。周囲には雪化粧の至仏山や燧ケ岳。群馬、福島、栃木、新潟の4県にまたがる尾瀬国立公園の山開きが19日、片品村戸倉の尾瀬ぷらり館西側広場で行われ、本格的な尾瀬の行楽シーズンが訪れた。

 式典には関係者約150人が参加して安全を祈願。主催した同村の千明金造村長が「多くの人にミズバショウの花言葉である『美しい思い出』をつくってもらいたい」と述べた。

 19日の尾瀬ケ原は晴天に恵まれ、池塘ちとうに映り込んだ山々などの美しい景色を目にしたハイカーらは盛んにシャッターを切っていた。

 尾瀬国立公園は日光国立公園から独立して8月で10年となる。県、片品村などは節目の年を盛り上げ、尾瀬の環境などについて考えてもらおうと、県内外でPR事業を展開している。

◎湿原に白の輝き 木道を歩く
 尾瀬の山開きが行われた19日、県内外から尾瀬国立公園を訪れた人が例年より多く雪が残る中、足元を確かめながら歩を進めていた。