5月25日 15時21分 NHKWeb

大手菓子メーカー、カルビーは、中国のネット通販最大手と連携し、中国で人気が高まっているシリアルの本格的な輸出に乗り出すことになりました。

発表によりますと、大手菓子メーカー、カルビーは中国のネット通販最大手のアリババグループの日本法人と連携して、ことし8月からシリアルの本格的な輸出を始めます。

両社によりますと、中国では健康志向の高まりとともに、食物繊維が豊富なシリアルの人気が高まっていて、カルビーの商品も卸売業者などが中国に輸出していました。
しかし、中国政府が原発事故の安全性が確認できていないとして規制を強めたため、栃木県の工場で製造されたカルビーのシリアルは、ことし3月から輸出できなくなっていました。

このため、カルビーでは中国の規制対象になっていない北海道や京都の工場を増設し、輸出に乗り出すことにしたということです。
当面は、店舗よりも関税が安く、消費税もかからない通販サイトで販売するということです。


カルビーの松本晃会長は「ネット通販最大手のアリババの信頼性を生かすとともに、販売ノウハウを学びながらスピード感を持って展開していきたい」と話していました。

URL先に動画があります。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170525/k10010994581000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003