十和利山熊襲撃事件(とわりやま くましゅうげきじけん)とは、
2016年 (平成28年) 5月から6月にかけて、秋田県鹿角市十和田大湯
(とわだおおゆ)の十和利山山麓で発生した、日本では戦後最悪の被害を
出した獣害事件である。ツキノワグマがタケノコ採りや山菜採りに来ていた
人を襲撃し4人が死亡、3人が重傷を負った。日本では記録に残るものでは
史上3番目の被害を出した獣害事件と言われているほか、本州においては
やはり記録に残るものでは最悪と言える獣害事件である。被害者を襲ったクマ
や食害したクマが複数存在しており、クマによる襲撃事件では非常に稀なケースである。