天皇、皇后両陛下は28日、富山県魚津市で開かれた第68回全国植樹祭の式典に出席された。

式典には緑化運動関係者ら約7500人が参加。両陛下はタテヤマスギなど6種の苗木を植え、
エドヒガンなど4種類の種をまかれた。次回は福島県で開催され、リレーセレモニーでは、
東日本大震災で被災した海岸防災林の復旧に役立てようと、皇居でとれた種から育てたエノキの苗が、
富山県知事から福島県知事に手渡された。

その後、両陛下はファスナー製造のYKK(東京)黒部事業所(黒部市)にある、
同社製品の展示施設を見学された。ファスナーの起源が話題となり、
靴ひもを結ぶ不便さの解消を目指す米国人によって考案されたとの説明に、両陛下は笑顔を見せられていた。

2017年05月28日 19時02分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170528-OYT1T50106.html