まず、働くのが当たり前という観念からもう一度考え直そう。
黙ってても奴隷同士でムチを打ち合う構図は奴隷主には非常に都合がいい。
技術発展で人が働かなくてよくなる傾向は当然の流れなのに、
どれだけ時代が進んでも人々は働かないことは悪だと信じこまされている。
本当の悪は、技術発展の恩恵を独占し、希少性を推進し、
人々の生活に必要な資源の入手に代償を課しているシステム、すなわち金融制度だ。

”皆で団結する時だ。
時代遅れの社会制度は壊れた。
皆が尊重され、真に自由で、
持続可能な地球社会を皆で築こう。
個人的な信念など、
生存に必要なものとは何の関係もない。
人は裸で生まれ、
暖かさ、食物、水、住居が要る。
それ以外は余計だ。
だから、今一番重要な問題は、
知識に基づいた地球資源の管理だ。
金融制度では達成できない。
利益追求は利己追求なので、
金融制度での資源管理は無理だ。
同時に政治家も役に立たない。
我々の真の問題は政治ではなく技術だからだ。”

──ツァイトガイストアデンダム(2008)より