■名門女子高生たちによる巧妙な「痴漢冤罪詐欺」の実態

このように、自分ではそのつもりがなくても痴漢犯罪者になってしまうこともあるが、もっと悪質なケースもある。
痴漢冤罪をでっち上げて、金品を脅し取る「痴漢冤罪詐欺」だ。

これはタチが悪いが、とくに最悪なのが、女子高生の痴漢詐欺グループである。
世の中には以前から、痴漢冤罪を仕掛けて詐欺をはたらく女子高生グループが存在している。

もう20年くらい前の話になるが、僕は当時担当していた若者向け雑誌の取材を通して、そうした痴漢詐欺グループの女の子たちから直接話を聞いたことがある。
その手口はこうだ。

まず、朝の満員電車でターゲットとなる男性を決める。
いかにも実直そうな、一流会社に勤める妻子持ち風の中年男性がターゲットだ。

そのターゲットの前方に、被害者役の女子高生が移動する。
頃合いを見計らって、被害者役の子が身体をモジモジさせたり、泣き出したりする。

するとターゲットを取り囲んでいた他の女子高生たちが「あんた、なにやってんのよ!」と言って男性を問い詰め、次の駅で降ろす。
最初にやることは、まず名刺の確保だ。

これで男性が勤務する会社と連絡先を確保する。
そこから交渉に入り、男性が金を払えば無罪釈放。

払うことを拒否すれば駅員を呼ばれ、駅員室へ。
まもなく警察官も到着する。

この詐欺グループのポイントは、メンバー全員が首都圏の「名門校の生徒」であること。
そして全員が違う学校の生徒であることだ。また被害者役の子は、いかにも大人しそうな顔をした女の子が担う。

髪はもちろん黒髪だ。
ちなみに当時はガングロなる女子も巷にはびこっていて、女子高生といえば日サロで焼いた黒い肌に茶髪、ルーズソックスが定番だった。
そんな時代に、名門校の制服を着た、しかも黒髪の少女が、まさか詐欺グループの一員だとは誰も思わない。

そして、全員が違う制服を着た女子高生たちが、実はグルであることも分からない。
たまたま現場に居合わせた義侠心のある女子高生にしか見えないからだ。

もちろん、駅員室に行って駅員や警察官から学校名や名前を聞かれても、堂々と生徒手帳を見せる。
これで大人はすっかり女子高生たちの言うことを信じてしまう。
大人は名門校の女子生徒には甘いのだ。

そして警察も検察も裁判官も、そんな大人の信頼厚い女子高生たちが言うことを、「信頼できる第三者の証言」として取り扱う。
餌食にされた男性からすれば、どこの誰とも知れない女子高生たちがグルであることを立証するなど、まず不可能だ。

かくして冤罪詐欺事件は成立する。
駅員室に行く前に示談が成立すればセーフだが、駅員室まで行くことになっても駅員も警察官も女子高生の言うことをすっかり信用するから、男性は起訴まで持って行かれる。

起訴されたら実刑がつくことが怖いので、裁判で有利になるようにほとんどの被疑者は示談交渉してくる。
また、逮捕・拘留されても、起訴される前に示談できれば起訴猶予の可能性もある。
いずれにせよ、被疑者は結局示談を持ちかける。これで女子高生たちは何がしかの金品を、ターゲット男性から巻き上げることになる。

▼一部引用しました。全文はソースでご覧下さい
http://diamond.jp/articles/-/129823
http://diamond.jp/articles/-/129823?page=2
http://diamond.jp/articles/-/129823?page=3
http://diamond.jp/articles/-/129823?page=4

★1:2017/05/30(火) 21:10:46.50
http://asahi.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1496146246/

※続きます