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2017/06/01(木) 08:20:34.07ID:CAP_USER9英総選挙まで1週間 激しい論戦続くことに
6月1日 7時49分
EU=ヨーロッパ連合からの離脱交渉が今月始まるのを前に、イギリスで8日に行われる総選挙まであと1週間となりました。当初、圧勝が予想されたメイ首相率いる保守党は、最大野党の労働党の激しい追い上げを受けており、投票日まで激しい論戦が繰り広げられることになりそうです。
イギリスのメイ首相は、EUとの離脱交渉を前に、交渉を有利に進めるためには、強く安定したリーダーシップが必要だなどとして総選挙の前倒し実施に踏み切り、投票は今月8日、議会下院の650の議席をめぐって行われます。
選挙戦の序盤では、与党・保守党が世論調査の支持率で最大野党の労働党を20ポイント前後リードし、メイ首相が圧勝するとの見方が出ていました。
しかし、保守党が、マニフェストで社会保障費の見直しを打ち出したことや、テロ事件をきっかけに政府の治安対策への批判が広がり、30日の段階の各社の世論調査の平均は、メイ首相率いる保守党が44.7%、最大野党の労働党が34.8%と激しい追い上げを見せています。
メイ首相は、労働党のコービン党首について「EUとの離脱交渉に臨む準備も、テロに対応する準備もできていない」などと批判し、形成を転換しようとしています。
これに対し野党勢力は、31日の夜に公共放送BBCが行う各党の党首らによるテレビ討論会に、メイ首相が欠席することについて「厳しい質問を避けようとしている」と批判を強めており、選挙戦は、投票日まで激しい論戦が続くことになりそうです。
争点1 EU離脱
メイ首相が「EUからの離脱交渉を担うリーダーを問う」と位置づけた今回の選挙で、各党はEU離脱について、対象的な政策を示しています。
このうち、保守党は「中途半端な姿勢はとらない」として、EUの単一市場や関税同盟から撤退する姿勢を明確にしています。そのうえで、EU側と自由貿易協定を含む「特別な関係」を結ぶことを目指すとしていますが、メイ首相は「悪い合意ならないほうがましだ」として、交渉に厳しい姿勢で臨むことを強調しています。
一方の労働党は、支持基盤の中に「離脱派」と「残留派」の双方を抱えることから、これまで離脱についての立場を明確にしてきませんでしたが、今回マニフェストの中で初めて「離脱を受け入れる」という考えを打ち出しました。そのうえで交渉では、単一市場や関税同盟へのアクセスの維持を目指すほか、イギリスで暮らすEU市民の権利を守ることを約束するなど、EU側との関係を重視する姿勢を内容となっています。
また、親EUの立場をとる自由民主党は、EUとの離脱交渉の後、合意内容について国民投票を実施するとしていて、この中で「EU残留」も選択肢の1つに盛り込み、EUにとどまる道をひらきたいとしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170601/k10011002431000.html?utm_int=news_contents_news-main_007