梅雨や台風の時期を前に、茨城県つくば市の防災科学技術研究所は2日、市内の施設で豪雨を再現する実験を公開した。

 2011年7月の新潟・福島豪雨など過去の記録をもとに、施設は14年4月、ゲリラ豪雨のような状況を生み出せるようになり、土砂災害や洪水災害に関する研究を行っている。

 この日の実験では、雨の量を1時間当たり60ミリ、180ミリと段階的に強め、最大で300ミリに。雨が強くなればなるほど視界が悪くなる状況を確認した。

 酒井直樹主任研究員は「備えが大切。水がたまりやすい道路など、雨が降ると危険になり得そうな所を普段から意識してほしい」と話していた。

2017年06月03日 13時02分 読売新聞
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