http://www.huffingtonpost.jp/2017/05/28/story_n_16846690.html
「日本政府は2枚舌」谷口真由美氏が指摘 国連特別報告者への政府抗議に【共謀罪】
HuffPost Japan | 執筆者: Chitose Wada
投稿日: 2017年05月28日 14時43分 JST
   
国連特別報告者が安倍首相に、「共謀罪」法案に懸念を示す書簡を送ったことについて、
菅義偉官房長官は5月22日、「何か背景があるのでは」などと強く抗議した。

この発言を大阪国際大学准教授の谷口真由美氏が、28日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)で、「日本政府は2枚舌」などと指摘した。
日本政府はこれまでに国連特別報告者を叙勲することもあり、矛盾するのではないかという。

■これまでの経緯

・ケナタッチ氏が安倍首相宛に書簡:国連のジョセフ・ケナタッチ氏が18日付の書簡で、
「(法案は)プライバシーや表現の自由を制約するおそれがある」などと指摘した。
「新法案では、犯罪を立証するため国民への監視を強化する必要がある場合に、
適切にプライバシーを保護するための新たな特定の条文や措置が盛り込まれていない」ことなどがその理由だった。

・政府が国連に抗議:日本政府は18日付で、国連に抗議。菅官房長官は22日の記者会見で、「政府外務省は、直接説明する機会を得られることもなく、
公開書簡の形で一方的に発出した」などと声を荒げ、「書簡の内容は明らかに不適切なもの」「強く抗議を行った」などと述べた。
24日の会見では、「何か背景があって(書簡を)出されたのではないかと思わざるを得ない」とも述べていた。