来春卒業予定の大学生らを対象とした就職・採用活動で、面接が解禁された１日、アサヒ飲料（東京都墨田区吾妻橋）では、学生たちにリラックスした状態で面接を受けてもらおうと、同社製品の乳酸菌飲料の香りを放つ装置を面接会場の控室に置き、訪れた学生を驚かせた。

　同社の研究で、同社の乳酸菌飲料の香り成分に自律神経を整え、不安を和らげる働きがあることが分かったといい、同社は昨年から、香りの発生装置を置いて、学生にリラックスしてもらうと同時に、同社の研究開発部門をアピールしている。

　この日は、学生ら約３５０人が面接を受けた。さいたま市の男子大学生（２１）は「香りを話題に学生同士で雑談でき、緊張せずに面接に臨めました」と話していた。

2017年06月05日 14時40分 読売新聞
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