東京大などの国際研究チームは、太陽系から約620光年離れた宇宙で、セ氏約4300度に上る惑星を見つけたとの研究結果をまとめた。

 観測史上最も熱い惑星で、太陽の表面温度(約5500度)に近い。5日付の英科学誌ネイチャー電子版に論文が掲載される。

 この惑星は、「KELTケルト―9」という恒星のすぐ近くを、1日半で1周する。木星や土星に似た巨大ガス惑星で、重さは木星の約2・9倍。遠赤外線の観測で表面温度を推定した。

 恒星の間近を回る巨大ガス惑星は100個以上見つかっているが、いずれも3000度以下だった。チームの成田憲保のりお・東京大助教は「もっと外側の軌道から、恒星の近くへはじき飛ばされてきた可能性がある」と話している。

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2017年06月06日 00時03分
http://www.yomiuri.co.jp/science/20170605-OYT1T50156.html