神戸山口組組長 詐欺容疑で逮捕
06月06日 11時15分

指定暴力団・山口組から分裂した神戸山口組の井上邦雄組長が、自分で使う携帯電話を知人の女性名義で
契約したとして、詐欺の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、指定暴力団・神戸山口組の組長、井上邦雄容疑者(68)です。

警察によりますと、井上組長は平成25年11月、自分で使う携帯電話を、知人の30代の女性名義で
契約し、携帯電話1台をだまし取った詐欺の疑いが持たれています。
調べに対して井上組長は、容疑を認めているということです。
神戸山口組はおととし8月、国内最大の指定暴力団・山口組から一部の団体が離脱して結成され、
井上組長は、傘下の中心団体、山健組の組長も務めています。
神戸山口組をめぐっては、ことし4月、傘下の一部がさらに離脱して、新たな組織の立ち上げを表明し、
神戸山口組の暴力団員4人が、新組織の暴力団員を暴行したとして、逮捕される事件も起きています。
井上組長の逮捕で、警察は、神戸山口組と新たな組織との対立の実態について調べるとともに、
新たな抗争につながるおそれがあるとして、警戒を強化することにしています。
井上邦雄容疑者(68)は、兵庫県淡路市に本部がある神戸山口組の組長で、傘下の中心団体、山健組の組長も務めています。
神戸山口組は、おととし8月、山口組の組織運営に反発を持った、山健組などの傘下の一部の団体が、組織を離脱して結成しました。
井上容疑者は、山健組の組長を平成17年から務め、山口組の分裂をめぐっては、主導的な役割を果たしました。
警察によりますと、神戸山口組の組員と準構成員などをあわせた人数は、去年12月末時点で、
およそ5500人で、全国の指定暴力団の中で、3番目の勢力となっています。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2024021771.html