https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170607-00000038-asahi-soci
作業員1人肺から2万2千ベクレル 国内最悪の内部被曝

過去にこれほどの内部被曝をした例は、国内ではないという。
原子力機構によると、残る4人からはプルトニウムは検出されなかったが、
この男性を含む3人から最大220ベクレルのアメリシウムも検出された。

事故が起きたのは、高速炉の新型燃料などを研究開発していた燃料研究棟の
分析室。保管状況を調べるため金属容器のフタを開けたところ、中のビニー
ルが破れて放射性物質が飛散した。5人はいずれも口や鼻をマスクで覆って
いたが、3人の鼻腔(びくう)内から最大で24ベクレルの放射性物質が確
認されていた。

 原子力機構によると、この作業でビニールが破れることを想定していな
かったため、作業は密封した状態ではなく、一部が開いた作業用の箱の中
で行っていた。

 原子力規制委員会の伴信彦委員は7日の定例会で「2万2千ベクレルの
検出は半端な状況ではない。軽微なものではない。作業の状況が適切だった
か確認する必要がある」と問題視した。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170607-00000508-fnn-soci
核燃料物質を入れたビニールバッグが破裂し、作業員5人の手や足などに、
放射性物質が付着した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170607-00000540-san-soci
同日開かれた原子力規制委員会の会合で、伴信彦委員は「軽微なもの
ではない。作業手順が妥当だったか、半面マスクをしていたのになぜ被
曝したのかなど確認が必要だ」と指摘した。