福井県の高速増殖炉「もんじゅ」について、政府は今月中に廃炉を正式決定しますが、その一方で、技術的にもんじゅを廃炉にするめどは全く立っていないことが分かりました。

 もんじゅは普通の原発とは異なり、冷却に水ではなく、ナトリウムを使っています。原子力機構などによりますと、原子炉を直接、冷やすナトリウムは放射線量が高いことなどから、取り除くめどは全く立っていないということです。

また、廃炉の前提になる燃料の取り出しも最短で6年かかるとしています。政府は廃炉に向けた研究拠点を福井県内に作るとしていますが、廃炉にする方策がないため、研究せざるを得ない実態が浮かび上がります。

一方、廃炉には巨額の税金が投入される見込みですが、政府は費用の見積もりを公表していません。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000089584.html

廃炉にする方策がないため、研究せざるを得ない
廃炉にする方策がないため、研究せざるを得ない
廃炉にする方策がないため、研究せざるを得ない