マイナンバーカードの普及や、9月に本格運用されるマイナンバーの個人向けサイトの利用を促すために、政府が主にスマートフォン向けの無料通話アプリを提供するLINE(ライン)と連携することが13日、分かった。15日に開くLINEの事業説明会で発表する見通し。

LINE上で利用者がマイナンバーカードで受けられるサービスを紹介し、個人向けサイト「マイナポータル」に簡単にアクセスできるようになる。LINE上では、マイナンバーといった個人情報を入力することはないという。

総務省によると、マイナンバーカードの普及率は9・0%(今年5月15日時点)と極めて低い。個人向けサイトでは出産や育児など子育てに関する行政手続きがワンストップでできるようになることから、政府はLINEの利用者が多い子育て世代を中心にアピールしたい考えだ。

http://www.sankei.com/smp/economy/news/170614/ecn1706140002-s1.html