米中西部ミネソタ州の裁判所は16日、昨年7月に起きた黒人男性(当時32歳)の射殺事件で、
過失致死罪などに問われた警官(29)に無罪を言い渡した。

判決などによると、警官は昨年7月6日、同州セントポール近郊で、
車に乗っていた男性への職務質問をする際、男性が銃を取り出そうとしたと思い、発砲し、男性を死なせた。
検察は「警官の過剰対応」を主張。
一方、警官は「男性が命令に従わず、ポケットから銃を出そうとした」と反論した。

この事件では、助手席の女性が撃たれた男性の様子を撮影した動画をフェイスブックに投稿。
警官への抗議デモが全米に拡大し、翌7日にはテキサス州で黒人が警官ら14人を銃撃し、
5人を殺害する事件が起きた。

http://www.yomiuri.co.jp/world/20170617-OYT1T50035.html