>>237つづき

あと国連に関してもう一点最も重要なこととして、上の方でも述べたとおり 本 質 的 に ユニバーサルな機関ではありえず、
非加盟国が減ったという現象面での変化とは全く関係なく、敵国条項が削除される見通しがまったく立たないことからも判るように、
そもそも結社として本質的にそのようなものになる意図が未だに観て取れない

だいたい創設のいきさつからしてそのような建付けにはなっていなかったのだから半ば当然ではありますが
日本が常任理事国になろうとしても敵国条項に断固抗議しても、本当は原加盟国でさえなかったPRCが反対するw


また、WWT終焉に伴いLN(国際連盟)が創設されたとき、スペインの哲学者オルテガは、いち早く国連に対しての誤解を指摘、国際連盟には発想上の誤りがあると喝破

なぜならば、その根底に、「社会」と「結社」の救いがたい混同があるとみたからでした
国際連盟の正式な仏語名は“Societe des Nations”
"societe" というのは英語で申すところの"society"であって「社会」そのもの
さあ、果たして国連は国際社会そのものでありましょうか、あるいはやがてそのようなものに発展するものなのか

そんなことはありえません(つづく)