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2017/06/19(月) 10:41:01.27ID:CAP_USER9埼玉新聞:2017年6月19日(月)
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綾瀬川で投網を打ち、魚を調べる調査チーム=伊奈町の綾瀬川
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捕獲されたビワヒガイ
伊奈町の綾瀬川で、NPOエコロジー夢企画(本部・東京)が主催しアユの遡(そ)上(じょう)調査が行われた。
三井元子代表らが投網や四手網で捕獲調査し、東京湾からの天然アユの遡上を確認しようとしたが、アユは1匹も捕まらず空振りに終わった。
しかし、アユと一緒に東京湾から遡上したとみられるボラが見つかったほか、ビワヒガイ、ツチフキなど珍しい魚たちを確認できた。
同NPOが今回の調査の1週間前に下流のさいたま市岩槻区の大橋堰(ぜき)の下流側で行った四手網による調査では、東京湾から遡上したとみられるアユの稚魚54匹を捕獲した。
田植えが始まる4月下旬には貯水のために大橋堰の水門が閉ざされるため、アユの遡上はできなくなる。
調査を指導した県環境科学国際センターの自然環境担当主任専門員、金沢光さん(63)は
「ボラが見つかったことはここが海とつながっている証拠。アユは見つからなかったが、大橋堰の水門が閉まる前に遡上したアユがかなりいるはず」と今後に期待を寄せた。
金沢さんは「ビワヒガイはタナゴと同じで二枚貝に産卵する。もともと琵琶湖や瀬田川の魚で、明治天皇がこの味を好み、和名は魚へんに『皇』と書く。ツチフキも元は関西の川魚で、川底の土の中の虫を食べる。いずれも貴重な成果」と解説する。
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